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蛍光ピンクに思いを込めて

Like a Candy Paper Moon

大好きだったなんて嘘をつく資格は私には無い

 

Travis Japanが7人組になったらしい。

どういうことなのかよくわかっていないが、クリエに名前がなかったというのはそういうことみたいだ。

ジャニショから写真が消えているらしい。

 

 

 

今日、とうとうJr.情報局のプロフィール画像がなくなっていた。

彼はいなくなってしまったみたいだ。

仲田拡輝くんがジャニーズ事務所を辞めた。

 

 

 

大好きなグループから誰かが辞めていくのをリアルタイムで体験するのはジャニオタ10年目にして初めてだ。

 

美勇人くんを好きになってから何人か彼の周りにいる人たちが辞めていくのを見てきた。

誰かがいなくなったのを知ったとき、当然のように「辞めちゃったんだ。寂しいな。踊ってる姿好きだったのにな。」と思ってきたし、そんな風に呟いてきた。

純粋に彼らの踊ってる姿や振り撒く笑顔を思い出してそう思ってきた。

でも、今回ばかりは少し違う。思い出すのはステージ上の彼の姿ではなかった。

 思い返してみると私は、ステージ上に立つ仲田拡輝くんのことをほとんど見た記憶が無い。

 

「大好きだったよありがとう。ステージ上でキラキラ輝くあなたが大好きだったよ。」だなんて言う権利は私には無い。

 

 

私はアイドルとしてステージに立つ彼のことをほとんど知らない。

スポットライトを浴びる彼が纏う空気も、彼が振り撒く星の数も、知らない。

考えてみれば当たり前なのかもしれない。彼がステージに立つのはほとんど美勇人くんと同じ時間だったから。

 

 

「いつか突然いなくなっちゃいそうだから、なんだか怖い」

4人で載ったTVfanを読んだ私が彼に抱いた感想は最後まで覆ることはなかったみたいだ。

「いつか突然いなくなっちゃう」雰囲気を纏っているのが彼の最大の魅力だと思っていた。

私はその儚さに惹かれたくなかった。惹かれなかった。

儚さよりも未来に憧れたかった。 

「アイドル仲田拡輝」という個人に、特別な思いは持っていなかった。持たないようにしていた。

 

 

だけど私は彼の作る空気が好きだった。私が大好きで大好きでたまらないTravis Japanの笑顔の真ん中にはいつだって彼がいた。

 

彼にツッコミを入れられて、沸き起こる笑いの中ふわふわと自分をアピールするしめちゃんの満足そうな口元が好きだった。

 

なかちん、って彼に向けて笑うときだけ安心しきって少しだけ甘えたさんになる如恵留の顔が好きだった。

 

彼のする事ひとつひとつにおもしろを期待してわくわくしてる美勇人くんのキラキラした目が好きだった。

 

スベり芸を披露した時、うぇ~い!ってする彼のひやかしに照れ笑いする近ちゃんの伏せた瞼が好きだった。

 

前で喋るのに緊張してガチガチな海ちゃんが彼の賑やかしで笑う、無駄に大きくて少し高くて掠れた笑い声が好きだった。

 

彼に対するリスペクトに溢れてて、背中を追うようにどんどん成長していって、他のメンバーには子供扱いすんなし!って言うくせに彼に甘やかされた時だけ子供みたいになる朝日の笑った顔が好きだった。

 

照れながら前で喋ってるとき、彼に茶々を入れられて迷惑そうに、嬉しそうに、安心したように振り向くしーくんの横顔が好きだった。

 

 

 

 

拡輝がいるとみんな思いっきり口をあけて目がなくなるまで笑う。キラキラした笑顔が、一瞬で拡がる。

めちゃくちゃ煩くて、自由で、等身大で。

その瞬間が世界でいちばん、好きだった。

 

 

 

 

私の彼に対する「好きだった。」は仲田拡輝という個人に向けたものではないのだと思う。

 今この時だって、考えるのは彼のことではなくて、彼が作り上げてきたもののことばかりだ。

 

 

 

信じてるものに縋って生きて行くのも楽じゃない、って

夢を諦めてくことさえ同じだけ熱が要って同じだけ痛む、って

デビューしたての二階堂くん達が歌っていたのを思い出す。

 

 彼は決して夢を諦めた訳ではないけれど、

今のトラジャを持ってして、辞めるという選択肢を選んだ彼は、きっと誰よりも強いと思う。

そこに居続けることと同じだけの熱量を含んだ決断なのだろう。

 

 

きっとこれから時が経つにつれて私は、彼のアイドルとしての姿を美化していくのかもしれない。

私が見ていた、みゅうとくんにピントが合った世界の片隅にぼんやり映る彼の姿が、何故か鮮明に見えていたような錯覚に陥るかもしれない。

ひどく卑怯だ。

いなくなって初めて大切だったなって感じて、

もう見れないってわかって初めて無性に見たくなって、

もっと見ておけば良かったもっと一緒にいたかったなんて思って、

そんな私には、今も今後も、彼のことが「好きだった」なんて言う資格は無い。

 

いつかこうやって「好きだった。」を勘違いするのが怖い。

 だからここに、私は彼を好きなんかじゃなかったんだよって、書き残しておきたい。

私が今流してる涙は、彼がやめたことに対するものではなくて

そこに居続ける7人のことを考えて溢れたものだ。

 

 

 私が「好きだった」のは、彼がつくってくれたもの、大事に育ててくれたもの、大切に守ってくれたものなんだと実感する。

 

 

拡輝がつくってくれた、大事に育ててくれた、大切に守ってくれた"Travis Japan"は7人できっと更にめきめき輝きを増していくって信じてる。

何人になっても、大切で大好きなことに変わりはない。そこだけは揺るがないでいたい。

 

7人になってしまった彼らを、今までと同じように、今まで以上に精一杯大好きでいたいと思う。

 

 

 「辞める」という選択肢を選んだ彼にも、選ばなかった彼らにも、いつか間違いじゃなかったなって思える未来が待っていますように。

 

 

願わくば、

ジャニーズJr.として過ごした9年間が、TravisJapanという場所で過ごした日々が、

彼の財産となることを。

彼が今後何者かになるための、

高くて役立つ、丈夫で立派な踏み台となることを。

 

 最後に、「キミはしあわせになれるよ」という魔法をかけておきます。

将来、幸せになってください。

 

拡輝のいるTravis Japanが、大好きでした。

 

 たくさんの大好きを教えてくれてありがとう。