蛍光ピンクに思いを込めて

Like a Candy Paper Moon

謎家族~チェリーズ開始前夜~

みゅ「ねぇあきら!下のレコーダー予約できないんだけど!」
部屋でレポート書き終わって送信し終わってよし今日のやること終わり!明日はバイトだから寝ようかなぁなんて思ってベットに入ったらいきなりドアを開けてきた我が弟みゅーとくん。ノックをしなさいノックを。
みゅ「ねーえー、予約できないの!おりてきてよー」
『えー…もうお布団入っちゃったからやだ。何録りたいの?明日の朝消して予約しておくよ』
普段レコーダーをいじらないみゅーとがこんなことを言ってくるのは珍しい。因みにレコーダーを一番使ってるのは私で、少クラとかガムシャラとか、まあいろいろ録りっぱなしだから容量がほとんどない。1年ぐらい前辰兄に無断で少クラ消されてケンカしたからそれからは皆レコーダーのことは私に聞きにくる。録画は私の仕事なのだ(どやぁ)。あれ?でも昨日慧ちゃんに言われて録っておいたダイビング特集消したから容量あるはずなんだけどなぁ…
みゅ「えー…じゃあいいよ明日の朝容量あけておいてよ俺自分で予約するから!」
『え?何それ(笑)言えないもの録るの?えっちなやつ?えっちなやつなら私の部屋で録っていいよ?お兄ちゃん達にばれるよ?』
みゅ「ちーがーうー!!えっちなやつじゃな…い…こともない…けどぉ、違くてぇ、」
『??』
何だか様子が変なみゅーと。でも下に降りるのはめんどくさいから寝転がったまま私の部屋のテレビのスイッチをつける。番組表にして…っと
みゅ「明日の夜の2時…テレビ東京…」
『テレ東…ああこれ?チェリーズ?なにこれアニメ?』
深夜のアニメ?チェリーズ?えっちなやつ?戦隊もの?なにこれ?わけわかんないけど「録って!」ってみゅーとが言ってくるからレコーダーの予約画面にする…あれ?
『なんでこれもう予約してあるの?…え?みゅーといじった?』
何故かもう録画予約してあるチェリーズやらという番組。でもみゅーとじゃないらしい(全力で首横に降ってる)。じゃあおまかせ録画?え?詳細画面…
『えっ』
みゅ「あーもう、やだやだみんなには言わないでよ」
詳細画面にするとすぐに目に入ってきた"森田美勇人"の文字。みんなの名前はおまかせ録画のキーワードに登録してあるから引っ掛かってくれたらしい。なんて優秀なレコーダーちゃんなんだ。
みゅ「ABC-Zのドラマで、ちょっとだけ出たの!撮影も短い間だったからみんなには言ってなかったんだけど…びっくりさせようとおもって…」
なんとチェリーズなんちゃらはアニメじゃなくてドラマだったらしい。みゅーとに新しいドラマのお仕事が来てたなんて…みんな知らないなんて…みゅーとがお姉ちゃん達に隠しごとするなんて…。
みゅ「なんか、ちょっと内容がえっちなドラマだから決まったときになんとなく言えなくて…でもおれ頑張ったの!みんなに見てほしい!」
あ、えっちって言っても変な感じじゃないよ?俺はそういうシーン撮ってないし、なんてあせあせしながら説明してくるみゅーと。…ついこの間まで49の女装姿をいじられたくなくて拗ねてた人と同じ人だなんて思えないなぁ。みゅーとも成長してるんだなぁ、なーんて、なんだかちょっと母親気分(笑)
みゅ「だから、実は出てましたー!ってみんなに見せたいの!びっくりさせたいの!」
と照れ臭そうにでもハッキリ言うみゅーと。ちょっとの間に逞しくなったなぁ。てかこれガムシャラと被ってるじゃん。あぁ、だから下で録れなかったのか。
『でもやっぱ私の部屋で録ろう?ガムシャラと被ってるからさ、下ではガムシャラ録りたいし。日曜日の夜はみんないるからダビングして下でみんなで見よ?』その方がみんなにもばれないよねって言えば納得した様子で兄ちゃん達にはまだ言わないでね!って言って自分の部屋に帰っていこうとするみゅーと。あ、
『みゅーと、』
ドアを開けたのと同時ぐらいに呼び止めるとムダに大きい目をくりっとさせて振り返る。
『ドラマ、気付いてあげれなくてごめんね?お疲れさま。ちょー楽しみ!』
って言うと、ちょっとびっくりした顔をしてからあはって笑って「ありがと、おやすみ!」って言ってドアを閉めた。
みゅーとが自分で頑張った、なんて言うの珍しいなぁー…すっごい楽しみ!明日部屋でこっそりリアタイしよう。みゅーとも呼んで二人で見ようかな~
あ、でもえっちなドラマって言ってたよね…えっちなってどんな内容なんだろう。内容によっては慧ちゃんには見せらんないかな…あーでも…みゅーとが頑張った見てほしいって言うなら慧ちゃんにも見てほしいからな…。謙兄は慧ちゃんにはまだ早い!とかいうのかなぁ…したら謙兄の目を盗んで私の部屋で見せればいっか。うん!ごめんね謙兄!だってみゅーと頑張ったんだもん!可愛いんだもんみゅーと!
あーー、明日かぁ。楽しみだなぁ!わくわく!バイトも頑張ろう!